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siztsbの日記

考えていても言葉にできないことを文章にして残しておくことでいつでも読み返せるようにしています。

学会。ここ数日穏やか。

第54回日本生物物理学会年会のために,つくばに行っていた。研究の話ばかり毎日していたら日々の生活を忘れてしまいそうでもある。一日発表をしたり講演を聞いたり質問をしたりしているとあっという間に終わってしまったという感想のみで,もっと色んな研究者と語りたい,知りたいといった欲が出て来てしまうが来年の熊本迄お預けということ。

MC2であるからこそ,去年よりよい発表をしようと思ったもののなかなか思い通りにはいかないもので,いろいろな部分でほころびが生じてしまった感はある。しかしながら現在のテーマを推進することで投稿論文1本はかけるのではないかなという手応えを感じてきてはいるので頑張って進めていきたいし,それが責務であると思う。今年は年末正月返上でやるしかない。

 

大学は学生を博士課程に行かせたがっていて,自分自身かなり色々な人から勧められる。いっぽう,「来年はどうするの?」という質問が意外と多くされるのがとてもおもしろい。進学/就職で明確に別れる点であるからであるのは明白だけれども,職を得ているPDや特任職のひとにそのような質問をすることは失礼にあたる,ような風潮がある一方で相手が学生というだけで随分自由なものだとも思う。正直,今の博士課程の状況をみると,思慮を加えずにDCに進むのはかなりの博奕であると考えられる。大学の常勤ポストは年々減少し,企業もPh.Dは必要ないと公然と表明する場合もあるということで,世知辛いもの。一方,大学教員のDCの勧め方というのもいまいち定性的であり定量性に欠ける。研究の全体像がわかるとか,プレゼンが上手になるとか,今はPh.Dも民間就職が十分あるなどという話もあるが,局所的な情報をどれだけ伝えられても定量生物学徒として簡単にAgreeするわけにもいかない。

というようなことを毎晩考えている。ちなみに企業からの内定はすでに得ているのでそろそろどちらにするか,という結論を出す時が来ているだろう。自分自身,今のテーマはとても好きだし,もっと研究すれば新しい景観がいくらでも開けるだろうと思う,そして自分こそその研究をするべき人だと思う。が,しかし,雑音がその純粋性を妨げた結果迷いを産んでいるのかもしれない。B3のときに当時テニュアトラックの教員から聞いた話で,DCに進んだ瞬間に安定することは考えてはいけない,や,自分の一番幸せだと思うところに進まなければならない,という言葉が今になって胸に突き刺さってきている。

 

さておき,自身の進路を自由に選べるというのは重ね重ねありがたいことだと思う。公立中学校で見事に落ちこぼれ,地元高校でなんとなく勉強が楽しくなり,そこからの今迄の人生,十分上り調子と言えるのではないか。この状況であれば,きっと判断は間違わないだろう。その決断に後悔の念を抱かないであろう。本当に自分の思う最も幸せなルートを自分自身の言葉で紡ぐことができるようになるために,もう少し考える時間をほしい。